正常なつむじと異常なつむじの違いとは?見分け方と薄毛の原因、治療法を解説
見分け方と薄毛の原因、治療法を解説
『正常なつむじはどんな状態?』
『異常なつむじはどうすれば治せるの?』
つむじは自分では見えにくく、薄毛の進行に気づきにくいため注意が必要です。つむじの異常に気付いた時には、すでに頭皮が透けて見えている場合も。育毛剤や頭皮マッサージによる対策を行っても、なかなか改善しない薄毛でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、薄毛治療協会が正常なつむじと異常なつむじの見分け方を解説します。
この記事を読めば、異常なつむじを改善できる効果的な治療法もわかります。
正常なつむじと異常なつむじの違いとは?
正常なつむじと異常なつむじには、以下のような違いがあります。
正常なつむじ | 異常なつむじ |
つむじの位置がはっきりとしている | つむじの位置がわかりにくい |
つむじ周辺の頭皮が透けていない | つむじ周辺の頭皮が透けて見える |
毛髪にふんわりとしたボリュームがある | 毛髪にボリュームがない |
頭皮の色が青白い | 頭皮の色が赤っぽい |
つむじに異常を感じる場合は、早めに薄毛専門のクリニックへご相談ください。医療機関であれば、薄毛の原因を正確に見極め、適切な治療で薄毛を効果的に改善できるからです。
薄毛は時間の経過とともに拡大していくことが多いので、薄毛を改善したい場合は、早めに治療を開始することが大切。早めに治療を始めるためには、正常なつむじと異常なつむじをしっかりと見分けることも必要でしょう。
次に、正常なつむじと異常なつむじの特徴や見分け方について詳しく解説していきます。
正常なつむじとは?正常なつむじの特徴や見分け方
正常なつむじとは、どんな状態なのでしょうか?つむじは自分では見えにくいため、鏡の前に立ち、手鏡を使って頭頂部の様子を確認してみましょう。また、スマートフォンを頭頂部に向けて何枚か写真を撮影してみると、つむじの状態がわかりやすいです。
正常なつむじには、主に以下の4つの特徴があります。
- つむじの位置がはっきりしている
- つむじ周辺の頭皮が透けていない
- 毛髪にふんわりとしたボリュームがある
- 頭皮の色が青白い
それぞれを解説します。
つむじの位置がはっきりしている
1つ目の正常なつむじの特徴は、つむじの位置がはっきりしていることです。
正常なつむじは、つむじの中心がどこなのかがわかりやすいです。つむじの位置が明確に確認でき、つむじを中心に円を描くように毛髪がしっかりと生え揃っています。
つむじの渦の形がしっかりとしていて、つむじの位置がはっきりとわかる状態であれば、つむじは正常な状態といえるでしょう。
つむじ周辺の頭皮が透けていない
2つ目の正常なつむじの特徴は、つむじ周辺の頭皮が透けていないことです。
正常なつむじは、つむじを中心に毛髪がしっかりと生えているため、頭皮が薄く見えてしまっているということがありません。つむじの中心から円を描くような毛髪の流れがあり、毛髪の密度も濃いため、頭皮はほとんど見えていない状態です。頭皮が見えているのは、つむじの中心部分のわずかな領域のみです。
つむじ周辺の頭皮が透けていなければ、つむじは正常な状態といえます。
毛髪にふんわりとしたボリュームがある
3つ目の正常なつむじの特徴は、毛髪にふんわりとしたボリュームがあることです。
正常なつむじの周辺は、毛髪に自然なボリュームがあり、ふんわりとした感触があります。つむじ周辺の毛髪にハリやコシがあり、頭頂部に寝グセがつくとなかなか直らないかもしれません。少しの汗や雨でも頭頂部がペタンとすることがなく、太く長い状態にまで毛髪が成長できています。
後頭部や側頭部と比べても、毛髪の存在感がしっかりと感じられ、ぎっしりとした頼もしい力強さがある場合、つむじは正常な状態といえるでしょう。
頭皮の色が青白い
4つ目の正常なつむじの特徴は、頭皮の色が青白いことです。
つむじ周辺の毛髪をかき分け、頭皮の色を確認してみましょう。正常な頭皮の色は、やや青白い傾向があります。頭皮に赤みや炎症、乾燥している部分がなく、皮脂の過剰分泌も起きていないため、青白い落ち着いた色をしています。
青白い頭皮は、血流も正常であり、毛髪もしっかりと成長することができます。かゆみやフケ、発疹なども見られず、頭皮環境が良好な状態といえます。
つむじ周辺の頭皮の色が青白い場合は、つむじは正常な状態と判断できます。
では、異常なつむじはどのような状態なのでしょうか?次に、異常なつむじの特徴や見分け方を解説していきます。
異常なつむじ(つむじはげ)の見分け方
異常なつむじには、主に以下の4つの特徴が見られます。
- つむじの位置がわかりにくい
- つむじ周辺の頭皮が透けて見える
- 毛髪にボリュームがない
- 頭皮の色が赤っぽい
それぞれを解説します。
つむじの位置がわかりにくい
1つ目の異常なつむじの特徴は、つむじの位置がわかりにくいことです。
異常なつむじは、頭頂部の毛髪の密度が低く、つむじの中心がまばらに広がってしまうため、つむじの位置がわかりにくくなります。毛髪の流れも見分けにくく、渦の中心が不明確な場合は、薄毛が進行している可能性が高いです。
つむじの位置がわかりにくい場合は、AGAなどの脱毛症を発症しているかもしれません。薄毛は時間の経過とともに拡大していく場合が多いです。そのため、薄毛を改善したい場合は、早めに薄毛専門のクリニックに相談することをおすすめします。
つむじ周辺の頭皮が透けて見える
2つ目の異常なつむじの特徴は、つむじ周辺の頭皮が透けて見えることです。
異常なつむじは、つむじ周辺の髪の毛が薄くなり、つむじ周辺の頭皮が透けて見えやすくなっています。毛髪の生える密度が減っているだけでなく、生えている毛髪も細く短いものが増えているからです。
通常、つむじ周辺の頭皮が透けて見えることはないため、薄毛が進行している可能性が高いです。進行性の脱毛症である場合、市販の育毛剤や頭皮マッサージで薄毛が改善されることはほとんど期待できません。時間の経過とともに頭皮が透ける範囲が広がっていく可能性が高いため、早めに薄毛専門のクリニックへご相談ください。
毛髪にボリュームがない
3つ目の異常なつむじの特徴は、毛髪にボリュームがないことです。
異常なつむじは、毛髪にボリュームがなくなり、頭頂部をペタンとした平らな印象に変えてしまいます。後頭部や側頭部はフサフサしているのに、つむじ周辺の毛髪にハリやコシがなく、手触りがスカスカした弱々しい感触である場合は、進行性の脱毛症の疑いがあります。
つむじ周辺に産毛のような細く短い毛髪が増え、寝グセがついてもすぐに直ってしまう場合は要注意。少しの汗や雨でも髪型が崩れやすく、洗面所やお風呂場、枕元などに落ちている抜け毛の数も増えているようであれば、早めにクリニック治療に切り替えることをおすすめします。
頭皮の色が赤っぽい
4つ目の異常なつむじの特徴は、頭皮の色が赤っぽいことです。
正常な頭皮の色は青白い傾向がありますが、異常な頭皮は赤っぽく見えることがあります。頭皮の赤みは、乾燥や炎症、皮脂分泌の過剰、血行不良などが原因で引き起こされることが多いです。
頭皮の乾燥や炎症が進行すると、毛根にダメージが蓄積し、抜け毛が増える原因となります。また、皮脂の過剰分泌は、毛穴が詰まることで頭皮環境が悪化し、かゆみや発疹、フケなどの原因にもなります。
頭皮の炎症を抑えるためには、洗浄力がマイルドな弱酸性のシャンプーを使い、やさしく洗髪することが大切です。ごしごしと頭皮を擦ってしまうと、頭皮が傷ついたり、保湿に必要な油分が奪われたりして、頭皮の乾燥や炎症を起こす原因になります。頭皮環境の悪化が気になる場合は、保湿効果のある育毛剤を使ってみましょう。それでも頭皮の炎症が改善しない場合は、薄毛専門のクリニックにお早めにご相談ください。
次に、異常なつむじの原因について詳しく解説していきます。
異常なつむじの原因とは?
つむじに異常を及ぼす可能性がある原因には、主に以下の5つがあります。
- AGA(男性型脱毛症)
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
- 誤ったヘアケア
- 紫外線の影響
それぞれを解説します。
AGA(男性型脱毛症)
1つ目の異常なつむじの原因は、AGA(男性型脱毛症)です。
AGA(男性型脱毛症)は、日本人男性の3人に1人が発症する進行性の脱毛症です。日本人男性の薄毛の原因の9割以上はAGAといわれており、つむじのあたりから薄毛が進行するというのがAGAの薄毛の大きな特徴のひとつです。
AGAの原因は男性ホルモンの変化
AGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、毛根部に存在する酵素5αリダクターゼの影響を受けて、DHT(ジヒドロテストステロン)に変換されることが原因で引き起こされます。DHTは毛髪のヘアサイクルを短縮化させ、脱毛を早めてしまうという影響を及ぼします。
通常、毛髪の成長期は2~6年ほどあり、十分な成長期を迎えた毛髪は太く長い状態にまで成長できます。毛根にはマッチ棒の先のような膨らみがあり、強くしなやかなハリとコシを持っています。このような毛髪がつむじの周辺に多く生えている状態が、正常なつむじの状態です。
しかし、AGAになると毛髪の成長期は数か月~1年程度にまで短縮化されてしまいます。十分な成長期を迎えられなかった毛髪は、細く短い状態にまでしか成長できず、やがて脱毛していきます。
毛髪は再生することができますが、成長期が短縮化されているため、すぐにまた抜け落ちてしまいます。こうした毛髪のヘアサイクルの短縮化が広域に広がることで、細く短い毛髪が増え、フサフサしたボリュームが徐々に失われていきます。抜け毛の本数も増えていき、頭皮が薄っすらと見えるようになっていきます。
毛髪の細胞は無限に再生できません。AGAによって短期間で脱毛と再生を繰り返すと、やがて寿命を迎えた毛髪の細胞から死滅していきます。細胞が死滅した毛穴からは再び毛髪が伸びていくことはないため、徐々に薄毛の範囲が拡大していきます。
つむじの異常はAGAの大きな特徴
つむじ周辺から薄毛が進行を始めるのは、AGAの大きな特徴のひとつです。AGAの原因は、テストステロンがDHTに変換されることが原因ですが、そのきっかけを作っているのは毛根部に存在する酵素5αリダクターゼとなります。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、特にAGAに大きな影響を与えるのはⅡ型の5αリダクターゼです。5αリダクターゼのⅡ型は、前頭部や頭頂部に多く見られる酵素で、後頭部や側頭部にはほとんど見られません。そのため、5αリダクターゼのⅡ型が多く存在する生え際やつむじのあたりから薄毛が進行を始めます。
日本人男性の薄毛の原因のほとんどはAGAですが、つむじの異常もAGAの大きな特徴です。そのため、つむじに異常を感じている男性の薄毛の原因は、AGAであると見てほぼ間違いはないでしょう。
AGAによる薄毛は時間の経過とともに拡大していく
AGAは進行性の脱毛症であるため、自然に治癒したり、途中で薄毛の進行が止まったりすることはありません。遺伝やホルモンバランスの変化などの影響もあるため、時間が経過するごとに薄毛は進行していきます。
また、AGAは体内のホルモンの変化が原因であるため、育毛剤や頭皮マッサージで改善されることはありません。一般的な薄毛対策は、体内のホルモンにアプローチできないからです。AGAを改善できるのは、医療機関によるAGA治療のみです。そのため、薄毛を改善したいと思うあまり、高価な育毛剤や高級ヘッドスパに時間とお金を投じないようにご注意ください。
AGAは早期治療で改善できます
AGAは進行性の脱毛症であり、一般的な薄毛対策で改善されることはありません。しかし、AGAを発症したからと言って、決してあきらめる必要はありません。なぜなら、AGAは治療法が確立されているからです。
薄毛専門のクリニックでは、AGAの進行を抑えつつヘアサイクルを整える薬物治療で薄毛を改善することができます。また、一部のクリニックでは、AGAになりにくい後頭部や側頭部の毛髪を移植することで、薄毛を根本から改善する自毛植毛が可能です。AGAは治せない病気ではありませんので、希望を捨てずに治療を始めてみてください。
ただし、AGAは進行性であるため、早期に治療することが大切です。既存毛が多く、薄毛の範囲が狭いほど効果的な治療ができるからです。そのため、つむじの異常を改善したいとお考えであれば、早めに薄毛専門のクリニックへご相談ください。
薄毛専門のクリニックでは無料カウンセリングを実施しています。薄毛専門の医師が原因を正確に見極め、適切な治療プランを無料で提案してもらうことができます。まずはご相談だけでも大丈夫ですので、AGAが進行する前にお早めに薄毛専門のクリニックへご来院ください。
生活習慣の乱れ
2つ目の異常なつむじの原因は、生活習慣の乱れです。
偏った栄養バランスの食事や睡眠不足、運動不足は、毛髪の健康や成長を阻害します。毛髪はケラチンというタンパク質の一種が主成分ですので、タンパク質やタンパク質の合成に必要なビタミン、ミネラルを多く含む食品を積極的に食べるようにしましょう。
タンパク質:肉、魚、卵、大豆、チーズ、牛乳など
ビタミン:野菜、果物、レバー、ウナギなど
ミネラル:貝類、海藻類、ナッツ、納豆、玄米など
睡眠は1日7時間以上を確保し、寝不足にならないように注意しましょう。寝不足は成長ホルモンの分泌を低下させたり、ストレスや疲れを蓄積させたり、自律神経のバランスを崩したりする原因になり、薄毛や抜け毛を悪化させます。
運動不足気味な方は、1日30分の有酸素運動を習慣化していきましょう。ウォーキングやジョギング、体操、ヨガなどの手軽で継続しやすいメニューがおすすめです。運動をすると血行が促進され、ストレスや疲れが軽減されやすくなります。自律神経も整いやすくなり、夜もぐっすりと眠れるようになります。カロリー消費が促進されたり、内臓の活動も活発になり、食欲も増進されます。
なお、喫煙や飲酒の習慣も、血流やホルモンバランスを悪化させ、毛髪の健康や成長を阻害します。心身の健康のためにも、できるだけお酒やタバコを控えることをおすすめします。
ストレス
3つ目の異常なつむじの原因は、ストレスです。
慢性的なストレスは、自律神経の働きを乱し、血流の悪化や睡眠不足、食欲不振などを引き起こし、薄毛や抜け毛を悪化させる原因になります。ストレスは心身の健康にも多大な影響があるため、積極的にストレスを発散することが大切です。
ストレス発散のためには、好きな趣味や運動を楽しむ予定を入れておくことがおすすめ。スケジュールにメリハリができ、嫌なことがあっても前向きな気持ちを保てるようになります。映画鑑賞やカラオケ、散歩、ゲーム、ショッピングなど好きなことなら何でもOK。家族や友人と団らんを楽しみながら食事をするのも良いストレス発散となります。
誤ったヘアケア
4つ目の異常なつむじの原因は、誤ったヘアケアです。
頭皮や毛髪はとてもデリケートなものなので、常にやさしいケアを心がけましょう。誤ったヘアケアとは、ごしごしと爪を立てて過度に頭皮を擦ることや洗浄力の強いシャンプー剤を使うこと、熱いシャワーやドライヤーを当てること、パーマやヘアカラーを過度に繰り返すことなどです。
ヘアゴムなどでつむじのあたりを強く引っ張ることも、脱毛のペースを早める可能性があります。つむじ周辺の毛髪を守るためには、頭皮や毛髪に負担のかかりにくいナチュラルなヘアスタイルがおすすめです。
紫外線の影響
5つ目の異常なつむじの原因は、紫外線の影響です。
紫外線は頭皮を老化させ、毛髪の組織にもダメージを与えます。紫外線によって頭皮が乾燥しやすくなり、炎症や皮脂の過剰分泌を引き起こす原因にもなります。つむじ周辺の薄毛をできるだけ防ぐためには、紫外線対策をすることも大切です。
帽子をかぶることは、頭皮を紫外線から守るために有効な対策です。なるべく日陰を選んで歩く、運動をする際は早朝や夕方以降などの紫外線が少ない時間帯を選ぶ、紫外線カット効果のあるヘアスプレーを使うことなども紫外線対策には効果的。紫外線を浴びてしまった場合は、保湿効果のある育毛剤で頭皮の乾燥を防ぎましょう。
ただし、薄毛の原因は1つとは限らず、複数の原因が複雑にからみ合う場合も多いです。そのため、薄毛を改善したい場合は、早めに薄毛専門のクリニックへご相談ください。
次に、薄毛専門のクリニックで行える治療法について解説していきます。
異常なつむじを治す3つの治療法
薄毛専門のクリニックなら、つむじの薄毛も改善が期待できます。日本皮膚科学会がまとめたガイドラインでは、AGAに効果的な治療法として以下の3つを紹介しています。
- 内服薬治療
- 外用薬治療
- 自毛植毛
それぞれを解説します。
内服薬治療
1つ目の治療法は、内服薬治療です。
内服薬治療は、AGAの治療において最も一般的で効果的とされている方法の一つです。主に使用される薬として「フィナステリド」や「デュタステリド」があります。
フィナステリド
フィナステリドは、5αリダクターゼⅡ型の働きを抑え、テストステロンがDHTに変換されるのを阻害します。これにより短縮化された毛髪の成長期が正常な状態に近づき、太く長い状態に毛髪が成長でき、抜け毛を防ぐことができます。
デュタステリド
デュタステリドは、5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の両方の働きを抑え、AGAの進行をより強力に抑える効果があります。フィナステリドの効果が見られなかった場合や、AGAの進行が早い場合に、医師の判断によりデュタステリドが用いられます。
ただし、いずれの内服薬もまれに肝機能障害や性欲減退、勃起不全などの副作用を起こすリスクがあるため、必ず医師の処方のもと正しく服用することが大切です。また、AGAを完治する効果はないため、長期継続的な服用が前提となります。
外用薬治療
2つ目の治療法は、外用薬治療です。
AGAの外用薬には、「ミノキシジル」があります。ミノキシジルは、血管拡張作用があり、頭皮の血行を促進し、毛根の細胞に供給される栄養や酸素を増大させ、発毛を促すことができます。ただし、AGAの進行を抑える効果はないため、一般的なAGA治療では内服薬と併用する場合が多いです。
ミノキシジルもまれに発疹やかゆみ、かぶれなどの副作用を起こすリスクがあるため、医師や薬剤師の指導のもと正しく使用することが大切です。また、ミノキシジルの発毛効果を得るためには、長期継続的な使用が必要となります。
自毛植毛
3つ目の治療法は、自毛植毛です。
自毛植毛は、患者様自身の後頭部や側頭部の毛髪を薄毛部分に移植する外科的治療法です。自分の生きた毛髪を移植するため、拒絶反応などの副作用のリスクはほとんどなく、生着した毛髪はその場で生え変わり続けることができます。
つむじは自分で見えにくい部分ですが、周囲からは目につきやすい部分です。しかし、自毛植毛なら自分の生きた毛髪をつむじに移植させることができるので、薄毛のお悩みを根本から解決できます。生え揃うまでには半年ほどの期間が必要ですが、自身の毛髪がつむじから伸びていきますので、周りの毛と馴染みが自然でバレにくく、周囲に違和感を与える心配もほとんどありません。
最新式の自毛植毛手術は、メスを使わずに移植を行いますので、傷や痛みが残りにくく、日帰り手術が可能です。更に、基本的には1回の手術で完了でき、通院やメンテナンスの手間暇も必要ありません。 ただし、自毛植毛は高度な外科技術を必要とするため、対応できるクリニックは一部に限られます。仕上がりもクリニックの技量によって異なりますので、症例数が多い信頼のできるクリニックを選ぶことが大切です。
まとめ つむじの異常は薄毛専門のクリニックへご相談を
今回は、正常なつむじと異常なつむじの特徴や見分け方、治療法を解説しました。
つむじが薄毛になっている場合、AGAの進行が疑われます。AGAは進行性の脱毛症であり、医療的アプローチでなければ改善が難しいです。そのため、つむじの薄毛を改善したい場合は、早めに薄毛専門のクリニックへご相談ください。
AGAは治療法が確立されていますので、早期治療で効果的な改善が期待できます。特に自分の毛髪を使って薄毛を改善する自毛植毛なら、異常なつむじも自然な風合いで治せます。詳しくは自毛植毛ができるクリニックの無料カウンセリングにてご確認ください。
つむじのよくある質問
つむじに関するよくある質問をまとめました。
- つむじが正常かどうか分かる方法はありますか?
- つむじが正常な場合は、つむじの位置がはっきりとしています。つむじ周辺の頭皮 が透けておらず、毛髪にふんわりとしたボリュームがあります。頭皮の色も青白い状態です。
- つむじの薄毛のサインは?
- つむじに異常がある場合は、つむじの位置がわかりにくく、つむじ周辺の密度が低下し、広い範囲で頭皮が透けて見えています。毛髪にボリュームがない場合は、薄毛が進行している可能性が高いです。
- つむじの薄毛は治せますか?
- 早めに治療を始めれば、つむじの薄毛は効果的な改善が期待できます。薬物治療では、AGAの進行を抑えつつヘアサイクルを整えることで、薄毛を改善することができます。また、自毛植毛では、自分の生きた毛髪を使って薄毛を改善できるので、薄毛のお悩みを根本から解決できます。