薄毛治療に関するコラム

2023.09.14

【頭頂部の薄毛は治る!】つむじはげの原因と画期的な最新治療法とは?

【頭頂部の薄毛は治る!】つむじはげの原因と画期的な最新治療法とは?
【頭頂部の薄毛は治る!】つむじはげの原因と画期的な最新治療法とは?

『頭頂部の薄毛は治るの?』

『なぜ、つむじからはげる人が多いの?』

男性の薄毛は、頭頂部から進行する人も多いです。てっぺんの髪のボリュームが減っていることに気付いた時には、すでにつむじあたりの薄毛がかなり進行している場合も。

しかし、現代の医学では、頭頂部の薄毛は改善できるようになっています。早めに対策を講じていきましょう。

今回は、頭頂部の薄毛の原因と画期的な最新治療法について解説していきます。

この記事を読んで、頭頂部の薄毛のお悩みを解消していきましょう。

頭頂部の薄毛の原因

なぜ、頭頂部から薄毛になる人が多いのでしょうか?それは、AGA(男性型脱毛症)を発症する主な部位として、頭頂部が含まれている人が多いからです。

では、なぜAGAは頭頂部から薄毛になっていくのでしょうか?それは、男性ホルモンであるテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変換する作用を持つ還元酵素5αリダクターゼⅡ型が頭頂部に多く存在するからです。 5αリダクターゼは、男性ホルモンであるテストステロンと結びつき、脱毛を引き起こすDHTに変換してしまいます。DHTが発生すると、毛髪のライフサイクルが乱れ、髪が成長しきらないうちに抜け落ちるようになっていきます。

なぜ、頭頂部から薄毛になる人が多いのでしょうか?それは、AGA(男性型脱毛症)を発症する主な部位として、頭頂部が含まれている人が多い[S1] からです。

では、なぜAGAは頭頂部から薄毛になっていくのでしょうか?それは、男性ホルモンであるテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変換する作用を持つ還元酵素5αリダクターゼⅡ型が頭頂部に多く存在するからです。 5αリダクターゼは、男性ホルモンであるテストステロンと結びつき、脱毛を引き起こすDHTに変換してしまいます。DHTが発生すると、毛髪のライフサイクルが乱れ、髪が成長しきらないうちに抜け落ちるようになっていきます。

AGAの薄毛の特徴

抜け毛をよく観察してみましょう。長く太い毛が抜けているのではなく、短く細い毛が抜けていませんか?通常、髪は太く長く成長したのちに、新しい髪へと生え変わります。しかし、AGAを発症すると、髪が十分に成長しないまま抜け落ちていきます。

新しい髪に生え変わっても、毛髪のライフサイクルが短いままなので、新しい髪もすぐに抜け落ちてしまいます。髪は無限に生え変わることができないため、やがて毛根の細胞が死滅した部分から薄毛の範囲が広がっていきます。

5αリダクターゼは、頭頂部や生え際に多く存在します。そのため、つむじあたりから薄毛が広がっていたり、生え際が徐々に後退している場合は、AGAを発症している可能性が非常に高いです。

AGAは進行性の脱毛症です。そのため、自然に治癒したり、抜け毛が途中で治まったりすることはありません。時間の経過とともに薄毛の範囲はどんどん広がっていきます。また、AGAの原因は体内のホルモンバランスの変化によるものなので、市販の育毛剤や頭皮マッサージなどで改善することはありません。

医療機関での適切な治療を行わない限り、薄毛の進行を止めたり、頭頂部の薄毛を改善することはできないのです。ただし、薄毛の部分が拡大していくにつれ、薬の治療は徐々に困難になっていきます。毛根が死滅した部分には薬による治療が効かないためです。

そのため、AGAを治療するには時間との勝負になります。できるだけ早めに治療を開始し、これ以上頭頂部の薄毛が広がるのを阻止していくことが非常に重要です。

頭頂部が薄毛になるその他の原因

AGA以外にも頭頂部が薄くなる原因は考えられます。

  • 牽引性脱毛症
  • 円形脱毛症
  • 生活習慣の乱れ
  • たばこやお酒
  • ストレス
  • 間違えたヘアケア

それぞれを解説します。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、ポニーテールやおだんごなどの髪をきつく引っ張るヘアスタイルが原因で起きる脱毛症です。頭頂部に強いテンションがかかるような髪型をしている場合は、髪型を変えるか縛る位置を日によって変えてみてください。

円形脱毛症

円形脱毛症は、自己免疫疾患が原因で引き起こされる脱毛症です。10円玉大の円形または楕円形の脱毛斑ができることが特徴となります。円形脱毛症が疑われる場合は、早めに皮膚科にかかることをおすすめします。

生活習慣の乱れ

生活習慣とは、食事、運動、睡眠などの生活の基本となる行動のことです。生活習慣が乱れると、血行が悪くなったり、髪の成長に必要な栄養やホルモンが不足するようになります。

バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠は、髪の健やかな成長に欠かせません。頭頂部の薄毛が気になる場合は、乱れた生活習慣を改善することから始めてみるのも良いでしょう。

たばこやお酒

飲酒や喫煙も髪の成長には良い影響はありません。特に喫煙は血行を悪化させ、ホルモンバランスが乱れる可能性があります。過度な飲酒も、髪の成長に必要な栄養がアルコール分解で奪われてしまう可能性があります。

薄毛が気になる場合は、休肝日を増やしたり、禁煙を始めていきましょう。

ストレス

ストレスは身体を緊張させることで血行不良を招いたり、ホルモンバランスが乱れたりする原因になります。ストレスによって効率的に髪に栄養を運べなくなったり、男性ホルモンが過剰分泌されたりすると、頭頂部などが薄毛になっていく可能性があります。

複雑な人間関係や過度なプレッシャーのかかる仕事などからは、できるだけ距離を置くようにすると良いでしょう。

間違えたヘアケア

頭皮環境が乱れるような間違えたヘアケアにも注意が必要です。頭を強くごしごしと洗う、シャンプーやリンスのすすぎ残しがある、洗髪後にドライヤーで乾かさないなどの間違えたヘアケアは、頭皮環境を悪化させます。

洗髪はやさしく行い、すすぎ洗いをしっかりとして、すぐにドライヤーで乾かすようにしましょう。

ただし、これらの原因をしっかりと対策したとしても、AGAだった場合は薄毛の進行を止めることはできません。そのため、まずは医療機関でAGA診断を受けておくことが大切です。AGAなのか、そうでないのかでどのように対策すべきかが変わるからです。

AGAであれば医療機関での治療が必須となります。AGAでなければ、生活習慣の改善やストレスを減らすことで薄毛が解消できるかもしれません。適切な対策を講じるためにも、まずはお近くの医療機関でAGA診断を受けてみることをおすすめいたします。

頭頂部の薄毛を治すには?

頭頂部の薄毛の原因は、AGAである場合が多いため、早めに医療機関での適切な治療に切り替えることをおすすめします。日本皮膚科学会がまとめた『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版』で推奨されている主なAGAの治療法は以下の3つです。

  • 内服薬治療
  • 外用薬治療
  • 自毛植毛

それぞれを解説します。

内服薬治療

内服薬治療は、AGAの進行を抑制することができます。内服薬のフィナステリドは、5αリダクターゼⅡ型の働きを抑制することで、テストステロンがDHTに変換されることを阻害します。また、内服薬のデュタステリドは5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の両方の働きを抑制し、より強力にAGAの進行を抑えることができます。

内服薬治療を行えば、AGAの進行を抑えつつ、乱れたヘアサイクルを正常な状態に近づけることができます。ヘアサイクルが正常な状態に近づくことで抜け毛が徐々に減り、太く長い髪の毛に成長しやすくなります。日本皮膚科学会がまとめたガイドラインでは、フィナステリド・デュタステリドともに推奨度A(行うよう強く勧める)とされています。

ただし、内服薬治療には発毛を促す効果はありません。そのため、今ある毛根に発毛を促すには、次にご紹介する外用薬と併用することが一般的なAGA治療となります。また、内服薬にはAGAそのものを完治させることはできません。そのため、薄毛が気にならない年齢や気持ちになるまでは長期継続的な治療が必要となります。 なお、フィナステリド・デュタステリドともに女性は禁忌となっています。ホルモンバランスが乱れたり、妊娠中の場合は胎児に影響を与える恐れがあるため、フィナステリド・デュタステリドを女性が使用することはできません。

外用薬治療

外用薬治療は、残っている毛根に発毛を促すことができます。外用薬のミノキシジルを頭皮に塗布することで、頭皮の毛細血管が拡張し、血流が促進されることで毛根に栄養が届きやすくなり発毛が可能です。

ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されましたが、その副作用として多毛が認められたため、薄毛治療薬として転用されるようになりました。日本皮膚科学会がまとめたガイドラインでは、ミノキシジルは推奨度A(行うよう強く勧める)とされています。

ただし、ミノキシジルにAGAの進行を抑える効果はありません。そのため、内服薬治療でAGAの進行を抑えつつ、ミノキシジルの外用で発毛を促すことで効果的なAGA治療が可能になります。また、ミノキシジルにもAGAを完治させる効果はないため、長期継続的な治療が必要となります。

なお、ミノキシジルの内服については、日本皮膚科学会がまとめたガイドラインでは、推奨度D(行うべきではない)とされています。副作用が強く出る可能性があるため、自己判断でミノキシジルを内服することは絶対におやめください。

自毛植毛

自毛植毛は、AGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の自分の毛髪を、薄毛になった頭頂部などに毛根の組織ごと移植する外科手術です。移植した髪が生着すると、その場で生え変わり続けることができます。

薄毛になった頭頂部などに自分の毛を生やすことができるため、薄毛のお悩みを根本から解決できる画期的な最新治療法です。移植した髪は自分のものなので、拒絶反応などの副作用の心配がほとんどなく、見た目も自然でバレにくいというメリットがあります。

また、移植した毛髪は生え変わり続けるので、散髪やヘアスタイルの変更も今まで同様に行え、パーマやヘアカラーなども楽しむことができます。かつらやウィッグのように周囲に違和感を与えることもなく、雨や汗で髪が濡れたり強い風にあおられたりしても焦ることもありません。

自毛植毛は1回の治療で完了できるため、薬による治療のように定期的に通院したり、薬を飲んだり塗ったりする必要もありません。長期継続的な努力が不要なため、毎日をとても楽に過ごすことができます。

最新式の自毛植毛なら、メスで切ることはせず、極細のパンチブレードを使うので傷や痛みがほとんど残りません。翌日にはクリニックで洗髪もできるほど、ダウンタイムが短いというメリットがあります。

薬による治療では、すでに毛根が死滅した部分には効果が発揮できません。しかし、自毛植毛なら、薄毛が進行した頭頂部であっても、毛量を回復させることができます。

自毛植毛をすれば、薄毛になった頭頂部に自分の毛髪を生やすことができます。頭頂部の薄毛が解消されれば、頭頂部に他人の視線を感じることや薄毛を隠すために帽子を被ることがなくなるため、積極的に人に会ったり外出したりすることを楽しめるようになります。

まとめ 頭頂部の薄毛は治る!お悩みは一人で抱えずにクリニックへ相談を

今回は、頭頂部の薄毛の原因と治療法について解説しました。

頭頂部の薄毛の原因は、AGAである可能性が高いです。しかし、AGAは医療機関での適切な治療で改善することができます。お悩みは一人で抱えずに、お近くの医療機関へご相談ください。

AGAは進行性の脱毛症であるため、早めに治療を開始することが大切です。治療が遅れると薄毛の範囲が広がってしまい、薬による改善が難しくなるからです。

AGA治療薬での改善が難しい薄毛であっても、自毛植毛なら頭頂部の薄毛を治せます。ただし、薄毛の範囲が広がりすぎると費用が高くなってしまったり、治療の効果が得にくくなったりしますので、自毛植毛であっても早めに治療を始めることをおすすめします。

頭頂部の薄毛を治したいとお考えの方は、まずはお近くの医療機関でAGA診断を早めに受けてみると良いでしょう。

頭頂部の薄毛のよくある質問

頭頂部の薄毛に関するよくある質問をまとめました。

市販の育毛剤で頭頂部の薄毛は改善できますか?
薄毛の原因がAGAだった場合、市販の育毛剤で薄毛を改善することはできません。また、市販の育毛剤には発毛効果はありませんので、薄毛を改善する効果は高くありません。 頭頂部の薄毛を改善したい場合は、まずは医療機関でAGA診断を受け、適切な治療を受けることをおすすめします。医療機関が処方するAGA治療薬なら、AGAの進行を抑え、発毛を促すことができます。また、自毛植毛を行えば、頭頂部の薄毛が解消され、お悩みが根本から解決します。
AGAは自分で治せますか?
AGAは自分で治すことはできません。AGAは体内のホルモンバランスの乱れからくる脱毛症なので、市販の育毛剤や頭皮マッサージでAGAが改善されることはありません。 ただし、AGAは医療機関での適切な治療で改善することができます。AGAによる薄毛を治したいなら、早めに医療機関での治療に切り替えることをおすすめします。
まだ若いのですがAGAで頭頂部が薄くなることはありますか?
若い方でもAGAになる可能性があります。AGAは20代で約10%、30代で約20%の確率で発症することがわかっています。 そのため、若いからといって薄毛を放置していると、治療が手遅れになってしまう場合もあります。薄毛が気になり始めたら、早めにAGA診断だけでも受けることをおすすめします。
AGA治療を早く始めるメリットは何ですか?
AGA治療を早く始めれば、まだ薄毛の範囲が狭いため、治療に必要なお金や時間を節約することができます。治療が遅れてしまうと、薄毛の範囲が広がってしまうため、治療に必要なお金や時間が余計にかかってしまします。また、薄毛の範囲が拡がり過ぎると、クリニックであっても効果的な治療を行うことが難しい場合もあります。 薄毛を改善したいとお考えなら、早めにAGA治療を開始されることをおすすめします。
AGA治療薬では治せない薄毛はどうすれば良いですか?
AGA治療薬では治せない薄毛は、自毛植毛で改善できる場合があります。なぜなら、自毛植毛はもともと毛が生えていない部分にも発毛できるからです。 AGA治療薬は、薄毛が進行して毛根が死滅した部分には効果を発揮できません。毛根の細胞が残っていない限り、発毛させることができないのです。 一方、自毛植毛なら毛根が死滅した部分はもちろん、もともと毛が生えていない部分にも発毛ができます。薄毛になった見た目を改善できるため、自毛植毛は薄毛のお悩みを解決できる画期的な治療法です。 ただし、自毛植毛も頭頂部の薄毛が広がり過ぎてしまい、移植できる毛髪が少なくなってしまうと効果的な改善が見込めません。また、薄毛の範囲が狭い方が自毛植毛の費用も少なく済みますので、できるだけ早めに治療を開始することが大切です。