薄毛治療に関するコラム

2023.05.25

【AGA治療の費用】
相場や治療別メリット・デメリットまとめ

【AGA治療の費用】
相場や治療別メリット・
デメリットまとめ

『AGA治療にかかる費用が知りたい』

『薄毛を治すのには、どのくらいのお金が必要なの?』

AGAのお悩みの中でも多いのが、費用や相場に関する疑問や不安です。できるだけ安い治療法を選びたいと考える方も多いことでしょう。

そこで今回は、薄毛治療協会がAGA治療の費用について詳しく解説していきます。

この記事を読めば、AGA治療の費用の相場やコスパに優れた治療法がわかります。AGA治療の費用に疑問や不安をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。

なお、AGA治療で大切なことは、1回あたりの費用の安さより、トータルで考えた場合のコストパフォーマンスです。なぜなら、AGA治療は長期に及ぶ場合が多いからです。また、医療保険も適用されないため、無駄な出費を抑えるためにも相場をしっかりと把握しておきましょう。

はじめに、AGA治療に保険が効かない理由について解説していきます。

【AGA治療の費用】公的な保険は効かない

『AGA治療に保険が効けば費用が安く済むのでは?』

そう考える方も多いことでしょう。結論から先にお伝えすると、AGA治療に保険は適用されません。AGAは命や健康にかかわるような病気やケガではないからです。

AGA治療は厚生労働省が分類する保険外診療(いわゆる自由診療)となっています。AGA治療は、見た目の印象を改善するための医療行為にあたるからです。そのため、AGA治療には公的な保険が効きません。また、医療費控除についても、AGA治療は対象外となります。

※強いストレスや自己免疫疾患によって引き起こされる円形脱毛症については、医療保険の対象となります。円形脱毛症が疑われる場合は、早めに皮膚科医の診断を受けるようにしてください。

公的な保険制度が利用できないAGA治療ですが、その費用の相場はどのくらいなのでしょうか?次にAGA治療の費用の相場について解説していきます。

【AGA治療の費用】相場について

AGA治療の費用は、クリニックや治療内容によって異なります。AGA治療は自由診療であるため、患者さまの要望によって治療内容が変わるからです。

しかし、ある程度の相場はありますので、以下の3つの治療法について、その費用に関する目安を紹介していきます。

  • 内服薬治療
  • 外用薬治療
  • 自毛植毛

費用を考える上では、1回あたりの費用だけではなく、長期で見た場合のトータルコストも考慮する必要があります。そこで、仮に10年間の継続治療を行った場合のコストも算出しました。

1回あたりの治療費10年間の合計コスト
内服薬治療5,000~1万5,000円月1万円とした場合、
120万円
外用薬治療5,000~1万5,000円月1万円とした場合、
120万円
※内服薬治療+外用薬治療を
行った場合
1万~3万円月1万5,000円とした場合、
180万円
自毛植毛70万円~70万円~

それぞれについて解説します。

内服薬治療の相場

内服薬治療の相場は、1回あたり5000円~1万5000円となります。相場はあくまでも目安であり、実際の治療費はAGAの進行度や薄毛の範囲、クリニックの処方によって異なります。

AGA治療に使われる主な内服薬は、

  • プロペシア(フィナステリド)
  • ザガーロ(デュタステリド)

ジェネリック医薬品を選んだり、その他の薬やサプリメントとの組み合わせによっても治療費は変わってくる場合があります。

AGAの内服薬には、AGAの進行を抑える効果があります。AGAの根本原因であるDHTの生成を抑えるために、5αリダクターゼの働きを抑制することで、薄毛の進行を遅らせることができます。一方、AGA内服薬にAGAそのものを根治させる効果はありません。そのため、内服薬治療を途中でやめてしまうと再びAGAは進行してしまいます。

内服薬治療なら、1回あたりの治療費を安く抑えることができます。しかし、薄毛の状態によっては効果を実感できない場合もあります。また、AGAの進行を抑える治療をいつまで続けるのかは、患者さまご本人の要望によっても変わりますので、非常に長期間にわたる治療が必要な場合もあります。

そのため、トータルコストがどのくらいかかるのかを想定しておくことも大切でしょう。例えば、月1万円の内服薬治療を10年継続した場合、トータルの治療費は120万円になります。

他にも定期的な通院や毎日の服用にも手間暇がかかります。交通費や時間、労力についてもトータルコストとして考えておくと良いでしょう。

外用薬治療の相場

外用薬治療の相場は、1回あたり5000円~1万5000円となります。外用薬治療の相場についても、実際の治療費はAGAの進行度や薄毛の範囲、クリニックの処方によって異なります。

AGA治療に使われる主な外用薬は、

  • ロゲイン(ミノキシジル)

となっています。

外用薬は、有効成分の含有量やジェネリック医薬品によっても治療費は変わります。

外用薬治療は、頭皮の血流を促進し、毛髪の成長を促す効果があります。AGAになると髪の毛が細く短い状態で抜け落ちやすくなりますが、外用薬治療を行うことで髪の毛を太く長い状態になるまで成長させることができます。一方、外用薬治療にはAGAの進行を抑える効果はありません。つまり、外用薬治療だけでは、AGAに対する効果的なアプローチはできないのです。

そのため、内服薬治療と併用してAGA治療を行う場合が多いです。内服薬治療でAGAの進行を遅らせ、外用薬治療で太く長い髪の毛を育てることで、薄毛を改善することができるようになります。

内服薬治療と外用薬治療を合わせれば、より効果的な治療が可能になります。しかし、治療に必要な費用も増えてしまうというデメリットもあります。例えば、月1万5000円の治療を10年継続した場合、トータルの治療費は180万円になります。

定期的な通院も必要になりますし、薬の内服と外用の両方に手間暇をかける必要も出てきます。長期継続的な治療は、費用の面でも手間暇の面でも難しいと感じられる方も多いでしょう。

そこでおすすめしたい治療が次に紹介する自毛植毛です。自毛植毛なら、1回の治療で完了できますので、定期的な通院や朝晩の手間暇も必要なく、毎日がとても楽になります。

自毛植毛の相場

自毛植毛とは、AGAになりにくい後頭部や側頭部の毛髪を組織ごと移植する外科手術のことです。移植した毛髪が定着すると、そのまま生え続けることができるため、日々のメンテナンスが不要です。

また、自分の毛髪を移植するため、拒絶反応がなく、仕上がりも自然で違和感がありません。自毛植毛なら、ヘアカラーやパーマも楽しめる様になり、薄毛のお悩みを根本から改善することができます。

自毛植毛なら1回の治療で完了することができ、定期的な通院や朝晩の手間暇もありません。自分の髪の毛が生えてくるので、強い風が吹いても、入浴やスポーツをしていても不安になることもありません。

自毛植毛は高度な外科手術となるため、費用の相場は1回あたり70万円~となります。移植する毛髪の本数や術式によって費用が変わりますので、あくまでも目安としていただければと思います。

1回あたりの治療費は高額になりがちですが、長期間で考えた場合のコストパフォーマンスは良好といえます。改めて薬物治療との比較をしてみましょう。

1回あたりの治療費10年間の合計コスト
内服薬治療5,000~1万5,000円月1万円とした場合、
120万円
外用薬治療5,000~1万5,000円月1万円とした場合、
120万円
※内服薬治療+外用薬治療を
行った場合
1万~3万円月1万5,000円とした場合、
180万円
自毛植毛70万円~70万円~

薬物治療が10年以上に及ぶ場合、その費用はさらに大きくなってしまいます。薬物治療は1回あたりの治療費が安いというメリットがありますが、長期で見た場合のコストは大きくなってしまいがちです。

1回あたりの費用だけでなく、トータルコストも考慮して、自毛植毛も選択に入れてみることもおすすめします。

AGA治療の費用を抑えるには?

AGA治療の費用をできるだけ抑えたいという方も多いでしょう。そこでAGA治療の費用を抑える3つのポイントをご紹介していきます。

  • 早めに治療を開始する
  • 信頼と実績の高いクリニックを選ぶ
  • トータルコストで考える

それぞれを解説します。

早めに治療を開始する

AGA治療の費用を抑える最大のポイントは、早めに治療を開始することです。なぜなら、AGAは進行性の薄毛のため、治療が遅くなるほどに薄毛の範囲が広くなり、治療にかかる費用と時間が余計に必要になってくるからです。

AGAによる薄毛を改善したいとお考えなら、ぜひ早めに治療を開始してください。

早めに治療を開始すれば、より効果的な治療を行えます。また、治療に必要な費用も時間も抑えることができ一石二鳥です。

AGAは薄毛治療の専門医のいるクリニックで治療できます。多くのクリニックでは、初回のご相談を無料で受け付けています。相談するだけなら金銭的な負担もなく、どのくらい効果的な治療ができるのかを詳しく教えてもらうことができます。

AGAを改善したいなら、まずは早めに薄毛治療の専門医に相談してみてください。ひとりでお悩みを抱えているよりも明るい兆しを感じられ、人生を前向きに歩むきっかけがきっと掴めるはずです。

信頼と実績の高いクリニックを選ぶ

AGA治療の費用を抑えるポイントの2つ目は、信頼と実績の高いクリニックを選ぶことです。なぜなら、信頼と実績が高いクリニックを選ぶ方が、患者さまにあったAGA治療を行うことができ、効果的な薄毛対策ができるからです。

AGA治療の費用は安いに越したことはありません。しかし、費用が安くても効果が感じられなければ意味がありません。コストパフォーマンスの高い治療を行うことが何よりも大切なことです。

そのためには、信頼と実績の高いクリニックを選びましょう。信頼と実績の高いクリニックを選ぶためには、症例や患者さまの口コミをたくさん掲載しているクリニックを探すことがおすすめです。

クリニックを見極めるには?

  • どんな薄毛の症状がどのように改善できたのか?
  • 費用はどのくらいかかるのか?
  • どのくらいの症例数があるか?
  • 医師やスタッフの応対は良好か?
  • クリニックの施設や設備は充実しているか?
  • 通いやすく便利な立地か?
  • プライバシーに配慮しているか?

などがポイントとして参考になります。クリニックが公開している症例や口コミを、ぜひ見比べてみましょう。

トータルコストで考える

AGA治療の費用を抑えるポイントの3つ目は、トータルコストで考えることです。なぜなら、AGA治療は長期戦になることが多く、長期で考えた場合のコストが大きくなりがちだからです。

つまり、1回あたりの費用が安くても、それがずっと続く場合、費用はどんどん膨れ上がってしまいます。また、定期的な通院や毎日の手間暇にも時間的なコストがかかっていると考えられます。

AGA治療は、薄毛の進行を抑えつつ発毛を促進する薬物治療が主流です。しかし、AGAが根本的に治るわけではないので、費用がかかり続けるというデメリットがあります。10年、20年と治療を続けることを考えれば、手術費用が高くても、1回の治療で完了できる自毛植毛にも着目してみましょう。

自毛植毛をすれば、定期的な通院が不要で、毎日の手間暇もかかりません。移植した髪が定着することで、その後はそのまま生え続けることができるからです。

AGA治療のメリット・デメリット比較

薬物治療によるAGA対策と自毛植毛のメリット・デメリットを比較しました。自毛植毛をよく知らないという方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

メリットデメリット
薬物治療
  • 1回あたりの費用が安い
  • AGAの進行を抑えられる
  • 発毛を促せる
  • 治療が長期に及び費用が高くなる
  • 生えなくなった部分には効果がない
  • 効果を実感するのに半年から1年が必要
自毛植毛
  • 1回の治療で完了できる
  • 自毛なので違和感がなくバレにくい
  • 生えなくなった部分でも毛髪を回復できる
  • 一度の治療費が高い
  • 術後に傷や痛みが出る場合がある
  • 効果を実感するのに半年から1年が必要

薬物治療のメリット

薬物治療のメリットは、1回あたりの費用が安いことです。AGAの進行を抑え、発毛を促すことができるので、薄毛を改善することができます。

1回あたりの費用が安い薬物治療なら、AGA治療を始めやすいと感じる方も多いでしょう。

薬物治療のデメリット

一方、デメリットは治療が長期に及ぶことです。そのため、トータルの治療費が高額になってしまいがちという側面があります。

また、薬物治療はAGAの進行を抑え、発毛を促すことしかできないため、すでに毛髪を失った部分に毛を生やすことはできません。

AGA治療薬には即効性はないため、効果を感じられるまでに半年から1年ほどの時間がかかります。途中で薬物治療をやめてしまうと再びAGAが進行してしまうため、長期継続的な治療が必要となります。

自毛植毛のメリット

自毛植毛のメリットは、1回の治療で完了できることです。そのため、定期的な通院や毎日の手間暇に費用や時間を取られることはありません。自分の毛髪を移植するため、定着した髪はそのまま生え続けることができます。

自毛植毛をすれば、ヘアカラーやパーマを楽しむこともできるようになります。入浴やスポーツでも不安になることはありません。

自然な風合いで違和感がなく、拒絶反応の心配もないため、薬物による長期的な治療が難しいと感じられる方にはオススメの治療法となります。

自毛植毛のデメリット

一方、自毛植毛のデメリットは、一度にかかる治療費が高くなりがちな点です。外科手術となるため、術後に多少の傷や痛みが残る場合もあります。また、移植した毛髪が生え揃うまでには半年から1年ほどの時間が必要です。

しかし、移植した髪が生え揃えば、薄毛になる前に近い状態へ見た目の印象を戻すことができます。また、すでに毛根が死滅した部分にも毛髪を回復させることができるため、薄毛のお悩みを根本から解決することが可能です。

AGA治療の費用に関するよくある質問

AGA治療の費用に関するよくある質問をまとめました。

AGA治療の費用に保険が効かないのはなぜですか?

医療保険が効く治療は、病気やケガなど命や健康にかかわるものに限られているからです。AGA治療は厚生労働省が定める保険外治療(自由診療)に該当します。

AGAは、放置していても命や健康にはかかわらない病気です。見た目の印象を変えるための治療であるため、公的な保険は適用されません。

ただし、円形脱毛症による薄毛については、強いストレスや自己免疫疾患が原因となりますので、医療保険が適用されます。

AGA治療の費用を安く済ませるには?

AGA治療の費用を安く済ませるには、早めに治療を開始することが大切です。なぜなら、AGAは進行性の脱毛症であるため、時間の経過とともに薄毛の範囲が拡がり、治療に必要な費用や時間が余計にかかってしまうからです。

AGA治療の費用を安く済ませたい場合は、薄毛治療の専門医のいるクリニックへ早めに相談をしに行くと良いでしょう。

AGA治療を早めに始めた方が良い理由は?

AGA治療を早めに始めた方が良い理由は、費用を安く抑えることができるからです。

AGAは進行性の脱毛症であるため、薄毛の進行が止まったり、薄毛が改善したりすることはありません。つまり、早めに治療を始めないと、どんどん薄毛は進行していきます。

薄毛の範囲が拡がってしまうと、治療に必要な費用や時間が余計にかかります。また、薄毛の度合いによっては、薬物治療による改善が難しい場合もあります。

治療を早めに行った方が良いのは、自毛植毛も同様です。薄毛の範囲が狭く、移植できる毛髪が豊富なうちに自毛植毛を行うとより効果的な薄毛対策が可能です。

AGA治療の効果はどのくらいで実感できますか?

AGA治療の効果は、薬物治療であっても自毛植毛であっても、半年から1年程度の時間が必要です。AGA治療には即効性が期待できません。なぜなら、毛髪の成長サイクルが整い生え揃うまでに時間が必要だからです。

そのため、AGA治療を開始したら、その効果を実感できるまで治療を継続する必要があります。毛髪がいきなり生え揃ったり、急激に伸びたりすることはないため、じっくりとAGA治療に向き合うようにしていきましょう。

まとめ AGA治療の費用について

今回はAGA治療の費用について、相場や効果について解説しました。

AGA治療には、内服薬と外用薬による治療と自毛植毛があります。いずれも即効性は期待できませんが、効果的な薄毛対策が可能です。

ただし、AGAが進行してしまい、薄毛の範囲が拡がってしまうと、AGA治療に必要な費用やお金が余計にかかってしまいます。

AGAを治療して薄毛を改善したいとお考えの場合は、早めに薄毛治療の専門医がいるクリニックへご相談ください。AGAは治療を早く始めた方が、費用を抑えつつ効果的な薄毛の改善ができます。

AGA治療ができるクリニックの多くは、初回のご相談が無料となっています。ひとりでお悩みを抱え込まず、まずは相談だけでも早めにしていただけると幸いです。