薄毛治療に関するコラム

2022.12.12

【髪の毛が抜ける】
原因を見極めて効果的な対策を取る方法

【髪の毛が抜ける】
原因を見極めて
効果的な対策を取る方法

「髪の毛の抜ける量が増えてきた」

「髪の毛が抜ける原因は?対策は?」

徐々にボリュームが無くなっていく髪の毛。鏡を見るたびに落ち込んでいる人も多いです。

やみくもに不安ばかりを募らせても、ストレスが増えるだけで薄毛や抜け毛が改善していくことはありません。髪の毛が抜ける原因を知り、1日も早く効果的な対策を打つことが重要です。

そこで今回は、抜け毛でお悩みの方に向けて、NPO法人薄毛対策協会が髪の毛が抜ける原因と対策について解説していきます。

抜け毛がひどくて気になっている方、抜け毛の対策を必要とされている方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事を読めば、髪の毛が抜ける原因がわかり、効果的な抜け毛対策ができます。

髪の毛が抜ける原因とは?

髪の毛が抜ける原因には、さまざまな理由があります。そのため、まずは髪の抜ける原因を正確に知り、適切な対策を取ることが大切です。

髪の毛が抜ける主な原因は以下3つです。

  • AGA(男性型脱毛症)
  • ストレスや生活習慣の乱れ
  • 加齢

それぞれを解説します。

AGA(男性型脱毛症)

AGAは体内ホルモンの乱れから引き起こされる脱毛症です。AGAは進行性の病気であるため、自然に毛量が回復したり、抜け毛が減っていくことはありません。

毛髪には、休止期から成長期を経て退行期を繰り返すという一連のサイクルがあります。このサイクルを毛周期といいます。

正常な毛周期の場合、2~6年のサイクルで髪の毛が生え変わるため、薄毛が進行していくことはありません。

しかし、AGAを発症するとホルモンバランスの乱れから、毛周期のサイクルが短くなってしまいます。十分な成長期を経ることなく、すぐに退行期に入って髪の毛が抜け落ちてしまいます。

AGAとは周期がショートカットしている状態であり、この状態がしばらく続くとやがて毛根が死滅してしまい、髪の毛が生えなくなっていきます。これを繰り返すうちに、徐々に薄毛が進行し、毛量が減っていきます。

AGAは体内のホルモンバランスの乱れであるため、市販の育毛剤や頭皮マッサージ、生活習慣の見直しなどで改善することはありません。

薄毛治療の専門医で、適切な治療を受けない限り、髪の毛が抜けることを抑えることはできないのです。

そのため、髪の毛の抜ける量が増えてきたり、薄毛が進行していると感じられる場合は、早めにAGAかどうかの診断を受けることが大切です。

早めにAGAの診断を受け、適切な治療を行えば、薄毛は改善することができるようになってきています。ただし、AGAが進行してしまうと治療手段が限られたり、効果的な対策を打つことが難しくなっていきます。

髪の毛が抜けていくのを見過ごさず、薄毛が進行していても諦めずに、まずは1日も早くAGAの診断を受けてみることをおすすめします。

ストレスや生活習慣の乱れ

髪の毛が抜ける原因として考えられる2つ目の理由は、ストレスや生活習慣の乱れです。

仕事や人間関係における緊張状態や睡眠不足、運動不足、栄養バランスが乱れた状態が長く続くと、全身の血流が悪くなったり、成長ホルモンの分泌が減少したりして、毛髪の健やかな成長が阻害されていきます。

毛髪は頭皮の毛細血管から栄養が運ばれることで成長します。毛細血管は非常に細かい血管であるため、ストレスや運動不足によって血流が悪化しやすく、毛髪に十分な栄養が届きにくくなってしまいます。喫煙や飲酒も毛髪に良い影響を与えません。

また、髪の毛の成長に必要なタンパク質やミネラル、ビタミンなどが不足すると、髪の毛が抜けやすくなります。外食やインスタント食品などは髪の成長に欠かせないタンパク質やミネラル、ビタミンが不足しがちです。また、塩分や脂質、糖質も多く含まれるため、頭皮環境にも良い影響がありません。

できるだけストレスの少ない生活をしつつ、睡眠や運動、栄養が不足しないよう生活習慣を整えることが大切です。

加齢

髪の毛が抜ける主な原因の3つ目は、加齢です。

加齢によってホルモンの分泌量が減少したり、毛髪や頭皮を再生する力が徐々に弱まったりしていきます。

加齢そのものを止めることはできませんが、実際の年齢以上に若々しく、毛髪もふさふさしている人も多いです。

加齢により毛量は減っていく傾向がありますが、髪の毛が抜ける量が多いと感じる場合は、次にご紹介する抜け毛予防を実践して、髪が抜けていく状況を改善していきましょう。

抜け毛を予防する方法

髪の毛が抜けることが心配な場合は、まずはAGAの診断を受けることをおすすめします。

なぜなら、AGAだった場合、これから紹介する予防法はほとんど意味が無いからです。

しかし、まずは抜け毛予防で様子を見てみたいという方も多いと思います。すぐできる抜け毛予防として、以下の3つをご紹介していきます。

  • 生活習慣の改善
  • 頭皮マッサージ・頭皮ケア
  • ストレスの発散

それぞれを解説します。

生活習慣の改善

抜け毛を予防する方法1つ目は、生活習慣の改善です。生活習慣で積極的に見直したい点は、

  • 偏った食生活
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 喫煙
  • 飲酒

となります。

偏った食生活は、毛髪の成長に必要なタンパク質やミネラル、ビタミンが不足しがちとなります。肉や魚、大豆、卵、牡蛎、海藻類、野菜、果物など、バランスの良い食事を心がけ、髪の健やかな成長を促しましょう。

また、睡眠や運動の不足も改善したいところ。適度な運動をしていれば、早寝早起きもしやすくなります。血流が促進され、成長ホルモンの分泌が活発になり、髪の成長に良い影響がありますので、睡眠と運動が不足しないように注意しましょう。

髪の毛が抜けるのが心配な方は、ぜひ喫煙と飲酒は控えるようにしましょう。喫煙は血流を、飲酒は栄養の吸収効率を悪化させる原因になります。

心身の健康のためにも、ぜひ禁煙、そして飲酒もできるだけ控えるようにしましょう。

頭皮マッサージ・頭皮ケア

抜け毛を予防する方法の2つ目は、頭皮マッサージや頭皮ケアです。

頭皮マッサージは頭皮の血流を改善する効果があります。毛根に栄養を運ぶ毛細血管の流れをスムーズにすることで、毛髪の育成を促します。

頭皮ケアも抜け毛予防には効果的です。特に頭皮の乾燥を防いだり、毛穴に溜まった皮脂を洗い流したりして、毛髪が元気に成長しやすい環境を整えていきましょう。

シャンプーやリンスはすすぎ残しがないように、しっかりと流すことをおすすめします。タオルドライやドライヤーはやさしく行ってください。

ストレスの発散

抜け毛を予防する方法の3つ目は、ストレスの発散です。

心身ともに健康を保つためにはストレスは大敵です。これは毛髪の育成においても同様。ストレスを強く受け続けていると、自律神経のバランスが崩れ、髪の健やかな成長に必要な血流が悪くなったり、成長ホルモンの分泌が減ったりしてしまいます。

できるだけストレスの少ない生活が送れるように、仕事や人間関係で悩みがちな方はストレスの原因から距離を置くようにしましょう。

ストレスを減らすことが難しい場合は、ストレスを溜め込まないように発散していきましょう。運動や趣味に没頭したり、家族や友人と楽しい時間を過ごしたりすることで、気分転換をしていきましょう。

夜はゆったりとぬるめのお風呂に入ることも良いです。寝る前はテレビやスマホをなるべく見ないようにすると、副交感神経が優位に働いてぐっすりと眠れるようになっています。

心身と毛髪の健康のために、ストレスとうまく付き合えるように工夫していきましょう。

髪の毛の抜ける量が多い場合は、早めのAGA診断を

抜け毛の予防法をご紹介してきましたが、髪の毛が抜ける原因がAGAだった場合はほとんど効果はありません。

AGAは体内のホルモンバランスの乱れが原因となる脱毛症だからです。そのため、頭皮に育毛剤を使っても、頭皮マッサージを行っても、薄毛が改善されたり抜け毛が止まったりすることはありません。

AGAが進行してしまうと、薄毛治療に余計な時間や費用がかかるばかりか、効果的な治療も限られてしまいます。

そのため、できるだけ早くAGAかどうかを特定した上で、適切な治療を開始することが大切です。

AGAの治療について

AGAの治療には、主に以下の2つの方法があります。

  • 薬による治療
  • 自毛植毛

それぞれを解説します。

薬による治療

AGAは、テストステロンというホルモン物質が5αリダクターゼと呼ばれる酵素と結びつき、DHT(ジヒドロテストステロン)に変換され、そのDHTが男性ホルモンレセプターを刺激することで脱毛を引き起こします。

AGAは体内のホルモンバランスの変化によって引き起こされるため、育毛剤や頭皮マッサージでは改善されることはありません。

しかし、フィナステリドやデュタステリドという内服薬を用いれば、5αリダクターゼの働きを抑えることで、DHTの生成を抑え、脱毛症を改善することができます。

また、ミノキシジルと呼ばれる外用薬は、頭皮の血行を促進することで発毛を促す効果があります。

薄毛治療のクリニックでは、内服薬と外用薬を組み合わせることで、AGAの進行を抑えつつ、発毛を促す治療が行えます。

AGAの治療薬は、個人で入手することも可能ですが、出所が怪しかったり、副作用のリスクがあったりするため、必ず医師の処方を受けるようにしましょう。

自毛植毛

自毛植毛とは、自身の後頭部や側頭部の毛髪を、薄くなった場所に移植する外科手術のことです。後頭部や側頭部の髪の毛は、AGAの影響を受けにくいため、毛根ごと薄毛の部分に移植すれば、減った毛量を回復させることができます。

移植された毛髪が定着すれば、その後はそのまま生え続けます。そのため、何度も通院したり、メンテナンスにお金がかかり続けたりすることもありません。

また、自分の毛髪を移植するため、風合いや見た目の印象に違和感がなく、ヘアカラーやパーマなどのヘアスタイリングも楽しめる様になります。

AGA治療の注意点

AGA治療薬は脱毛を抑え、発毛を促すことができますが、AGAが進行した状態だと、内服薬や外用薬の治療には時間と費用が多くかかってしまいます。

また、薄毛になった部分は自毛植毛で毛量を回復させることが可能ですが、移植できる毛髪が減ってしまったり、移植する箇所が拡がってしまうと、効果的な改善が難しくなっていきます。AGAの進行が著しい場合、自毛植毛ができない場合もあります。

そのため、髪の抜ける量が多いなと感じたら、ぜひ早めにAGAの診断を受けてみましょう。早く治療を始めれば、薄毛は効果的な改善が見込めるようになっています。

AGAの診断は、薄毛治療のクリニックで受けることができます。

まとめ 【髪の毛が抜ける】<br>原因を見極めて効果的な対策を取る方法

今回は、髪の毛が抜ける原因と効果的な対策について解説しました。

髪の毛が抜ける主な原因は、

  • AGA(男性型脱毛症)
  • ストレスや生活習慣の乱れ
  • 加齢

となります。

AGAだった場合、早めに治療を開始することで効果的な薄毛対策が可能です。一般的な予防法で改善されない場合は、早めに薄毛治療のクリニックでAGA診断を受けてみましょう。

AGAは治療が早ければ、効果的な対策が取れるようになってきています。

ひとりでお悩みを抱え込まず、お近くの薄毛治療のクリニックへご相談ください。

以上、【髪の毛が抜ける】原因を見極めて効果的な対策を取る方法でした。