薄毛治療に関するコラム

2022.11.18

【分け目はげ】
原因と対策、早めに薄毛治療を開始すべき理由とは?

分け目はげ
早めに薄毛治療をすべき
理由とは?

「分け目のボリュームがなくなってきた」

「このままでは分け目はげになってしまう」

鏡を見るたびに、そんな不安を抱えている方も多いです。マッサージや育毛剤にお金を使っているのに、分け目のボリュームが改善されないとお悩みの場合、早めの治療が必要になるかもしれません。

そこで今回は、薄毛にお悩みの方に向けて、NPO法人薄毛対策協会が分け目はげについて解説していきます。

分け目はげが気になっている方、分け目はげの対策を必要とされている方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事を読めば、分け目はげの原因がわかり、効果的な薄毛対策ができます。

分け目はげとは?

分け目はげとは、頭頂部や前頭部の髪の毛が分け目を中心にして薄くなっている状態をいいます。

分け目のボリュームは髪のスタイルはもちろん、全身の見た目のバランスにおいても重要な役割を果たしています。分け目のあたりの薄毛が進行してしまうと、髪型が決まりにくくなるだけでなく、年齢よりも老けて見えてしまったりします。

分け目は目立つ部分でもあるので、他の人と会話をしたり、仕事で接客をする時に、相手の視線が気になってしまうことも多いです。

また、分け目は自分からも見えやすい場所なので、鏡を見るたびに気分が落ち込んで憂鬱になってしまう方も多いです。

男性も女性も性別に関係なく起こる

分け目はげは、性別に関係なく起こります。男性は、いつも同じ場所から横分けにしていていたり、長髪にして強く髪を縛っていたりする方も多いです。分け目が目立ちやすく、少し薄毛になっただけでもはげたように見えてしまいます。

女性は、髪が長い方も多いので、髪の重さで分け目が強調されてしまいがちです。ふんわりとしたボリュームが欲しいのに、ぺたんとした分け目になってしまい悩んでいる方も多いです。

若くても分け目はげになる場合も

分け目はげは若い方にも起こる場合があります。10代、20代でも薄毛に悩んでいる方は多くいますので、特別に異常なことが起きているという訳ではありません。

ただ、薄毛は若い方ほど悩みが深刻になりがち。分け目はげの原因を知り、効果的な対策を取ることが大切です。

分け目はげの原因

分け目はげには原因があります。まずは原因をしっかりと知ることが大切です。

なぜなら、原因がわからずに対策をしていても効果が得られないからです。

分け目はげの主な原因は以下の5つです。

  • AGA(男性型脱毛症)
  • 生活習慣の乱れ
  • ストレス
  • 髪型
  • 栄養や睡眠の不足

それぞれを解説します。

AGA(男性型脱毛症)

分け目はげの主な原因の1つ目は、AGA(男性型脱毛症)です。

AGAは進行性の病気であり、男性ホルモンのバランスの乱れから徐々に薄毛になっていきます。AGAは20代の方でも10%の確率で発症することがわかっており、若いからといってAGAにならないわけではありません。

日本皮膚科学会ガイドライン:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

AGAは進行性のため、早い段階で治療を始めないと薄毛の進行を止めることが難しくなっていきます。治療が遅れるほど、治療に時間もお金もかかるようになってしまいます。

また、AGAだった場合、一般的な薄毛対策や育毛剤はほとんど効果がありません。男性ホルモンのバランスの乱れは、お店のマッサージや市販の育毛剤で改善されることがないからです。

そのため、薄毛の原因がAGAであるかどうかまず知ることが大切です。AGAかどうかを知るためには、早めに薄毛治療の専門医の診断を受ける必要があります。

生活習慣の乱れ

分け目はげの主な原因の2つ目は、生活習慣の乱れです。

具体的には、栄養バランスの乱れ、睡眠不足、運動不足などが挙げられます。

栄養バランスが乱れると髪の成長が妨げられます。インスタント食品や外食が多い方は注意が必要です。睡眠が不足しても、成長ホルモンが減少し髪が抜けやすくなったり細くなったりしてしまいます。また、運動不足により血流が悪くなると髪に栄養が届きにくくなります。

生活習慣が乱れがちな方は、分け目はげの進行を抑えるためにも注意が必要です。

ストレス

分け目はげの主な原因の3つ目は、ストレスです。

仕事や人間関係にストレスを抱えていると、ホルモンバランスが乱れやすくなったり、緊張によって血流が悪くなったりします。

ストレスは自律神経に大きな影響を与えます。交感神経と副交感神経は互いに絶妙なバランスを取りながら、身体の調子や機能を整えていますが、このバランスがストレスによって乱されてしまいます。

ストレスを受けることで髪の成長に必要な成長ホルモンが減少したり、血行が悪くなって髪に栄養が届きにくくなるため、薄毛が進行してしまう原因になります。

ストレスを抱えがちな方は、分け目はげの原因になっている可能性があります。

髪型

分け目はげの主な原因の4つ目は、髪型です。

いつも同じ場所で分け目をつけている方、強く髪を縛っている方は、髪が日常的に引っ張られているために分け目が薄くなっている可能性があります。

前髪や頭頂部の同じ場所に継続的に力がかかるような髪型をしている方や、ヘアバンドやカチューシャを使っている方は、髪型が分け目はげの原因になっている可能性があります。

喫煙や飲酒

分け目はげの主な原因の5つ目は、喫煙や飲酒です。

喫煙は血流を悪くしますので、髪に栄養が届きにくくなり、薄毛の原因になると考えられます。また、飲酒も体内のミネラルが不足したり、肝臓の働きが悪くなったりして髪の成長の妨げになります。

タバコやお酒を日常的に嗜んでいる方は、分け目はげの原因になっている可能性があります。

分け目はげの5つの対策

分け目はげの原因がわかれば、適切な対策を講じることができます。

分け目はげの主な対策は以下の5つです。

  • AGAの診断を受ける
  • 生活習慣の改善
  • ストレスを解消する
  • 髪型を変える
  • 禁煙・禁酒をする

それぞれを解説します。

AGAの診断を受ける

分け目はげの主な対策1つ目は、AGAの診断を受けることです。

分け目はげが気になりだした方は、まずは早めに薄毛治療の専門医にてAGAの診断を受けるようにしましょう。

なぜなら、AGAは進行性のため、治療が遅れてしまうと毛髪を回復するのに時間もお金も余計にかかってしまうからです。

『分け目が薄くなったくらいで専門医にかかるなんて大げさかな・・・。』と感じる方もいらっしゃるかもしれません。もっと手軽でコストのかからない薄毛対策を知りたいという方も多いでしょう。

しかし、AGAは-遺伝的背景と男性ホルモンが原因となって発症します。もしもAGAだった場合は、頭皮マッサージにお金を払ったり、高い育毛シャンプーを使ったりしてもほとんど効果が期待できません。一般的な薄毛対策はホルモンバランスを改善することができないため、かえってお金を無駄にしてしまいかねないのです。

AGAだった場合、薄毛治療の専門医では下記の治療が行えます。

  • 内服薬治療
  • 外用薬治療
  • 自毛植毛

内服薬治療では、デュタステリドフィナステリドを用います。外用薬治療では、ミノキシジルを使います。

薄毛治療においては、内服薬治療で薄毛の進行を抑え、外用薬治療で発毛を促すのが一般的です。こうした薬は、ドラッグストアやネット販売でも見かけたことがある方も多いかもしれません。

しかし、副作用の心配があったり、出所が怪しいものもあるため、薄毛治療の専門医で処方を受けることをおすすめします。

内服薬や外用薬では、すでに毛根が死滅してしまった場所に髪を生やすことはできません。AGA治療が遅れると、内服薬や外用薬だけでは薄毛の改善が難しくなるのです。

そこで、AGAの影響を受けにくい後頭部の毛髪を前頭部や頭頂部に移植する自毛植毛という治療法もあります。

自毛植毛なら、移植した髪がそのまま定着して生え続けますので、面倒な手間や余計なコストがかからないというメリットがあります。

内服薬治療と外用薬治療、そして自毛植毛を組み合わせることで、分け目はげの根本的な解決が可能となります。

生活習慣の改善

分け目はげの主な対策2つ目は、生活習慣の改善です。

髪が健康に育つためには、タンパク質ミネラルビタミンをバランスよく摂取する食事が欠かせません。インスタント食品や外食はなるべく控え、魚介類野菜類フルーツなど日ごろ不足しがちな食品を意識的に食べるようにしましょう。

また、髪に大切な成長ホルモンを分泌するには、充分な睡眠も必要です。夜の10時から深夜2時の間に成長ホルモンが活発に分泌されますので、早寝早起きを心がけましょう。

髪に栄養を届けるためには、血流を良くする適度な運動も有効です。ウォーキングジョギングストレッチなどを行うことで髪の健やかな成長を促進できます。

ストレスを解消する

分け目はげの主な対策3つ目は、ストレスを解消することです。

プレッシャーの強い仕事や複雑な人間関係からは、なるべく距離を置くことが理想的です。また、休日にはスポーツや趣味を楽しんだり、家族や仲間と出かけたり食事を楽しんだりすることもストレス解消になります。

強いストレスを受け続けてしまうと、円形脱毛症になってしまう場合もあります。髪の健やかな成長のためには、ストレスを解消することが欠かせません。

髪の成長だけでなく、心と体にとってもストレスは大敵。ストレスを抱え込まないように意識的に日々の生活に工夫をしていきましょう。

ストレスを軽減できれば、全身の血流も良くなるため、抜け毛を抑える効果が期待できます

髪型を変える

分け目はげの主な対策4つ目は、髪型を変えることです。

いつも同じ分け目でスタイリングしている方や、髪を強く縛っている方、カチューシャやヘアバンドを使っている方は、分け目の位置を変えるなどして髪型の変化を楽しむようにしましょう。

髪型が変われば、分け目にかかっていた髪へのプレッシャーも和らぎます。髪型の変化を楽しむようにすれば、気分転換もできるので一石二鳥です。

禁煙・禁酒をする

分け目はげの主な対策5つ目は、禁煙・禁酒をすることです。

薄毛でお悩みであれば、禁煙することをおすすめします。たばこは頭皮の血流を悪くするだけでなく、健康にとっても百害あって一利なしです。髪を失うだけでなく、大切な健康まで失うことにもなりかねません。

ただちに禁煙するのが難しい場合でも、徐々に節煙から始めるようにしていきましょう。

また、お酒も髪の成長には良い影響はありません。毎日お酒を飲んでいると、肝臓に負担がかかり、食事のバランスも乱れてしまいがちです。禁酒が難しい場合でも、晩酌程度に楽しむ程度に留めるようにしておきましょう。

分け目はげが気になりだしたら<br>早めに薄毛治療の専門医へ

分け目はげが気になりだしたら、早めに薄毛治療の専門医へ相談しましょう。

なぜなら、AGAだった場合は薄毛の進行を止めることはできないからです。

分け目はげの対策として、生活習慣の見直しやストレス解消、髪型を変える、禁煙・禁酒も解説しました。どれも髪にとっては大切なことですが、AGAだった場合は抜け毛が改善されたり、薄毛の進行が抑制されたりすることはありません。

AGAは進行性-です。そのため、早めに治療を始めることが大切です。

専門医でのAGA治療には一般的な薄毛対策よりもたくさんのお金がかかってしまいます。しかし、早めに治療を開始すれば、より効果的なAGA治療ができます。薄毛が進行してからだと、AGA治療には余計に時間もお金もかかってしまいます。

分け目はげが心配な方は、AGAかどうかの診断だけでも早めに受けてみてください。その方が、漠然とした不安から解消されますし、その後も適切な対策が取れるはずです。

まとめ 【分け目はげ】原因と対策、<br>早めに薄毛治療を開始すべき理由

今回は、分け目はげの原因と対策、そして早めに薄毛治療を開始すべき理由について解説しました。

分け目はげの原因を知り、しっかりと対策を講じれば、薄毛のお悩みは解消することができます。あきらめずに前向きな気持ちで、薄毛対策を考えていただければと思います。

ただし、間違えた対策に時間とお金を使ってしまってはもったいないです。まずはお早めに薄毛治療の専門医でAGAの診断を受けてみることをおすすめします。

以上、【分け目はげ】原因と対策、早めに薄毛治療を開始すべき理由でした。